毎年恒例の桧原湖解氷調査です。今年は暖冬の影響で氷が薄く、わかさぎ釣りも例年より早く終了しました。初の3月中の解氷?と期待していましたが大甘でした。3月中旬頃までは春を思わせる暖かな気候でしたが下旬ころから寒の戻りが続いて雪は降るは寒いはでね~
それでも北のエリアは融けてました。4月1日にはすでに融けているなんて私の記憶にはありません。写真の真ん中に島の様に見えるのが堂場山の岬です。馬の喉といえばいいでしょうかね。

で、ここは馬の首の付け根あたり・・・中部のチョット北側で右奥に中の島があります。ここはまだまだ凍っている感じですね。でも氷は薄そうです。

そしてここが中部のこたかもり沖です。奥にあるのが月島ですね。まだまだな感じには見えますが氷はかなり薄いです。多分30㎝も無いのでは・・・今年のわかさぎ釣りでは普段はドリルが届かなくなるほど氷が厚くなるのですが今年は厚くて50㎝前後・・・チョッと不安になるくらいの厚さでしたからかなり薄いと思います。

でも桧原湖が凍っていようが融けていようがどっちでもいいんです。今年の冬の状況を考えればゴールデンウィークには間違えなく融けているのですから・・・

一番気になるのはここです。↓

長峰水路
桧原湖から小野川湖への放水路です。29日の金曜日まではガンガンに流れていましたが土曜日に止まって今日もご覧の通り止まっています。とてもいい傾向です。
何故かというと、3年前の冬が今年並みに暖冬で雪が少なかったのに4月になっても放水していて結局5月になっても6月になっても桧原湖は満水になりませんでした。例年よりも1.5mほど水位が低くバスのスポーニングに大きく影響して非常に苦戦したシーズンでした。
一昨年は満水になったので5月も6月も順調に釣れました。
昨年はラニーニャ現象で冬が寒く大雪だったにもかかわらず、何故かずーっと放水していて満水にならず3年前ほどではないまでも1m減水状態でスポーニングシーズンを迎えて、3年前ほどではないまでも釣果はイマイチになってしまいました。20年以上桧原湖で釣りをしている私(オーナー)の記憶の中では水位が上がらなかったのは3年前と去年だけなので、「水位が上がらないと釣れない」のが解ったのもここ3年のお話なのです。
ナチュラルレイクの印象が強い桧原湖ですが水力発電に有効利用されているので水位に関しては人為的要素がかなり大きいのです。

あくまで私(オーナー)の予想ではありますが・・・昨年の事を考えると
水位が低い状態で梅雨入り→想像以上の空梅雨→災害レベルの猛暑→電力需要が高まる→でも桧原湖の水位が低く水力発電があまり出来ず・・・ということになっていたと思うので・・・その証拠に8月上旬には超低水位になって水門が閉まっていました・・・これに懲りて今年は5月上旬には満水にするのではないかな~~と期待しています。
自然の環境がいつもと違うというのは生き物にとっては大変な事のようで、バスのスポーニング、ヘラブナの産卵にも影響しているのは明らかであるし、きっとわかさぎの生育にも、そして他の魚類や水生生物や植物にも影響があるのではと思いますので今年はどうかよろしくお願いしたいものです。

しばらく水門から目が離せない日々が続きます。