50㎝ 1700gのビックバス!

まずは武勇伝から…

16時を回って帰着時間を考えると釣りができるのはあとわずか…
虫の知らせか最後は一発大物ヒバラージを狙ってやろうと過去に実績やバラシ、目撃した場所のみを狙って釣りをしようとしたところ、一か所目のポイントでいきなリアタリが…アワセると結構な重量感がある引き「もしかして?」と思いましたがこの場所は大岩が入り組んで沈んでいるポイント、すぐに岩を擦っている感触が伝わってきました。しかも夕日がまぶしくてラインが見えず…ボートで移動して岩をかわそうと思った矢先にラインブレイク…かなりショックでしたが気を取り直して次のポイントへ…
途中いいポイントが続くのですがあくまでヒバラージの実績ポイント以外はすべて無視
着底とほぼ同時にラインが走ります。アワセると私に引かれるのを無視するかのように泳ぎます。さらに強く引くとここからファイトが始まりました。ラージかと思いましたが、引きはスモールの底に突っ込む感じの引きでした。ただスピード感は無くトルクのある引きで、ボートの下をくぐって反対側に行こうとします。船底に擦らないようにロッドを水中に刺して、エレキやエンジンのペラに擦らないように、チャンスを見計らってエレキでボートを回転させます。恐らくこの作戦で何度かピンチを切り抜けた経験があるのでしょう。3回くらいボートの反対側に逃げます。結局ほとんどの時間ロッドの半分は水の中に入ったままでやり取りをして、やっと魚体が表層に上がってきました。横に逃げる姿を見てラージ特有の側線上にある横縞が目立ったので、
「ヒバラージ来たー!」
それでもさらに横に逃げようと抵抗しましたが何とかいなしてネットイン入った瞬間出た言葉は
「よっしゃー」ではなく「やったー」でもなく「デカっ!」でした。
でっ、ラージかと思いきや、口をつかんでフックを外そうとしたら口が小さい…よく見ると背中にトラ柄…でも尻尾は小さめでラージっぽい???
とりあえず検量、計測…ふだんはザックリと計ってリリースですが、メモリアルフィッシュはいろいろケアしながら横置きで口閉じで計っています… 1700g、50㎝(実際は50.6㎝)でした。

スモール?ラージ?ミックス?

釣ってすぐにTwitterに投稿したら、想像以上の反響でノーザンスポッテッドバスでは?とかミーンマウスバスでは?とか色々と情報をいただきました。
ノーザンスポッテッドバスは日本では確認されていないらしいので、もし桧原湖にいたらこのサイズまで育つまでにすでにたくさん確認されているのではないか?と思うのです。それとも日本で確認されていないからこそ、釣れても私のように???と思いながらリリースしているだけ?
可能性としてはかなり低いような感じですね。
ミーンマウスバスはノーザンスポッテッドバスとスモールマウスバスの交配種、又はスモールマウスバスとラージマウスバスの交配種ということでこちらのほうが可能性が高い気がしましたが、ノーザンスポッテッドバスとスモールマウスバスの交配はDNA型が似ていて類縁関係が近いのでアメリカに生息しているのはこのタイプのミーンマウスバスがほとんどだということです。もともとはスモールとラージを人為的に交配して生まれたものをミーンマウスバスと呼んだそうですが、現在はスポッツとスモールの交配種もそう呼ぶそうです。スモールマウスバスとラージマウスバスの交配はDNA型が違い類縁関係が遠いため人為的には交配が出来ても自然交配は起こりにくいということです。
ただ、桧原湖の場合はラージとスモールのスポーニングの時期とエリアが一部(特にいかり潟)で重なるので可能性がゼロではなさそうです。ただし、もし奇跡的に交配が成功しても、ここまで大きくなるのはさらに奇跡ではないかと思いますので、もし本当だとしたら私は本当にすごい奇跡を起こしたことになりますね。
ということで、結論を出すにはもう一度釣るしかないのですが、そんなに簡単なことではありません。多分無理だと思います。ただ、今後スモールを釣った時この辺も意識して観察しようと思っています。
今はただ、柄の変わったスモールが釣れたとか、少しかっこよくハイブリットスモールが釣れたとかという感じでしょうか?私の記録としてはスモールの50アップとしてカウントします。(3匹目)

今日の釣果

祝!シーズン開幕‼
今シーズンもよろしくお願いいたします。


水温11度、水位は写真の通り超満水です。手前が固定桟橋で浮桟橋のほうが30㎝位上がっています。GW前には満水になっていてすでに水門は放水しています。恐らくこの冬に降った大雪の雪解け水がまだまだガンガン流れ込んでいるからなのでしょうね。いつもこの時期はいつ満水になるのかやきもきしていることが多いのですが今年は安泰です。


9時15分出船、昨シーズンの秋は心を入れ替えて朝6時台に出船してましたが春は朝水温が低いので釣れないかな~なんて思っていつもの時間になりました(汗)
気温は想像よりは暖かくストレッチシャツ、フリース、薄手長袖シャツ、ウィンドブレーカーを予定していましたが、ウィンドブレーカーは着ませんでした。下はヒートテックインナーと薄手のパンツです。昼間は汗ばんできたのでもう一枚脱ごうか迷うほどでした。

いつもならいかり潟直行なのですが今日は何となくこたかもりワンドからはじめて島周りの本湖側をトップやシャッドで流してノーフィッシュ…半年ぶりなのでルアーをキャストして巻いているだけで幸せです。
久々の湖上から見る磐梯山…いつ見てもきれいです。

結局1時間半ほど本湖側で釣りをしてノーフィッシュ、いかり潟外側の島周りに移動して最初に入ったワンドでシャッドで2連発…35㎝位でしたので写真はありません。水温は12度でした。
次に入ったワンドでも1匹追加して、いかり潟のつり橋をくぐりました。つり橋の奥は水温13度で期待できると思いましたが思ったほどシャッドへの反応が無く、バスが追いかけてくることもあまりありません。
焼く時間ほどシャッドでながしてやっときました。以外にもラージの38㎝でした。いかり潟ではラージも珍しくないのですが、連続ジャークのシャッドで釣れるのはあまりありません。やる気満々って感じでよく引きました。

その後は相変わらずシャッドへの反応が悪いのでライトリグに切り替えて13時30分ころジャスト40㎝のスモールをゲット!

ライトリグがいいのかもしくは午後になって水温が上がってきているのがいいのか40㎝を頭に順調に釣果を伸ばして、目標の二桁突入です。
今日の予定としてはいかり潟で10匹以上釣れたら本湖に行ってプリプリのいいサイズのスモールを一発狙ってやろうと思っていたのですが、時間の経過とともにボートがどんどん減っていって、10匹超えた14時過ぎには多分いかり潟内に5艇もいない状況になったので、「こんなに静かないかり潟で釣りをしない選択肢はないな」と考えて夕方までいかり潟で釣りをすることに決めました。多分皆さんイマイチ釣れていないみたいで、私が釣ると視線を感じたり、「何で釣ったんですか?」と聞かれたりしました。
で、さらにボートが減ってますます順調で16時ころには誰もいなくなって16匹目が41㎝

この後冒頭の武勇伝に続きます。50アップの後は写真を撮ってTwitterにアップして、意気揚々に帰着しましたので、今日の釣果は17匹でした。50アップ1匹、40アップが3匹、ほかに釣れたバスもほとんどが35アップのプリプリのいいコンディションでした。